只見町ブナセンター 秋版 ポスターイラスト

Poster Illustration for Tadami Beech Center (Autumn)


秋バージョンのこのイラストは、背景に紅葉した山が迫り、そのふもとの家並みをバックに、野焼きをする様子を描きました。

ポスターイラスト 「只見町ブナセンター 秋版」
只見町ブナセンター 秋版 ポスターイラスト

一言で野焼きといっても、目的や時期が異なります。

 

小さなものだと、秋の時期に田んぼの中の稲わらを燃やしたり、枯れ木などを処理したりします。

 

田んぼに置かれたままの稲わらが、土中で腐敗して発酵し、翌年の稲を傷めないよう、焼いて灰にし、堆肥として使える状態にする場合や、実を収穫した後のじゅうねんなどの硬い枝や、かさばる枯れた枝などは、刻んで堆肥に積むか、野焼きで焼却して処分する場合などです。

 

また、少し規模が大きいものだと、わらび園などで、雪が溶けた春に、害虫や雑草を駆除し、わらびが太く育ちやすい環境を作るために行うものや、現在は少なくなってきましたが、河川敷の一部、主に田んぼ側の部分を、雑草の抑制や農作業の軽減のために行う場合があります。

 

いずれも、昔から自然と生きる中で、只見の人々が生活の知恵としてやってきたことで、昔から実施していた野焼きは、許可を取れば今でもできるようになっています。

 

このような作業は、毎年決まって行われるような形式的なものではなく、例えば、河川敷そばの野焼きなど比較的広範囲で行われる場合、それぞれの集落の中で、春作業や秋作業を決める際に、草の病気や虫、枯れ木の量、その年の雨量や湿気による雑草の発育の状況などから判断し、条件が整った場合に、集落の共同作業として行われるそうです。

 

只見町が指定されたユネスコ・エコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的として、自然と人間社会の共生に重点が置かれていますが、これはまさに、自然と共に生きる人たちの生活を一枚に捉えたイラストになったと言えるのではないかと思います。

 

(大規模な野焼きは春が多いですが、秋に落ち葉や枝木などを燃やす場合でも、大きな煙が出る場合は、広域消防署へ連絡し指導を受けて行います。燃やすものは、昔から行っていたもので、石油製品など生活ゴミは対象外になります。)