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ミニ雪像 2015 メーテルの作り方 その1

ミニ雪像シリーズも5年目となりました。2015年の様子をお届けします。

ところで、前回2014年、ファントムの回の答えはこちら。
A. 2014年の只見ふるさとの雪まつりのメイン雪像が「パリ オペラ座(ガルニエ宮)」 だったから。
が正解でした。

実は、前回のブログの写真にはヒントがパッチリ写っていました。
ファントムの頭上、写真奥、遠くに光るのが、オペラ座です。

ファントムが想像以上に大きく見えるのは、遠近法。実際のオペラ座の雪像は、高さ18m、幅34mとのことで、2014年6月の「只見ユネスコエコパーク」登録前の認定を控えた時期とあって、ユネスコ本部のあるパリにちなんでのオペラ座に、雪まつり会場への入場門は「凱旋門」と、パリづくしでした。

では、引き続き、2015年の「メーテル」制作の様子をごらんください。

大体どの年も初めの光景は似た感じですが、今年の積雪は多めでしょうか。

何かに似ている造形です。そして、こつこつと制作を進めるその身体に、雪は容赦なく降り続けます。

ところで、今回のメーテルにおいては、例年よりだいぶ手前の場所に、レリーフのように雪を盛って制作しています。
これは、後ろの雪の壁が氷の塊の様な状態になっていて、ツルハシで何度か殴りつけても歯が立たなかったためで、この年は気温が低過ぎて、雪がなかなかつかなくて制作に時間が掛かったそうです。

こういった想定外の環境にも、柔軟な対応が必要になるのが、ミニ雪像制作です。

ここまで来て気づきましたが、雪像はメーテルだけではありませんね。

そんなに大きな問題ではないので、タイトルはこのまま行きましょう。

お得意のナイフさばきです。年イチの行事ではありますが、もう5年目のベテランです。

教科書や小説でみかける、雪がしんしんと降り積もるというのは、きっとこんな光景。
こんな日はご自分がミニ雪像にならないよう、お気をつけて作業してください。

降り続く雪に、手元を照らすマッチ。ではなく、懐中電灯。
照らされた先に見えるのは、少女の幻想ではなく、少女(?)たちがその手で作り上げてきた実体のある雪像です。
雪国は日が落ちるのが早いです。暗くなってからの作業には十分お気をつけください。

翌日は、雪も止み、メーテルたちもほぼ仕上がってきました。
あとは細かい修正を加えていきます。

完成後の光に照らされたメーテルは、マッチ売りの少女が見た幻のように、とても幻想的な姿だったので、その姿を次回「メーテルの作り方 その2」で、残りの細かな修正の様子とともにお届けします。

その2へつづく。

冒頭でご紹介した「只見ユネスコエコパーク」に関わるロゴやポスターのイラストの詳細は下記のリンクよりご覧いただけます。


ミニ雪像シリーズ2011〜2015

ミニ雪像 2011 タイガーマスクの作り方 その1
ミニ雪像 2011 タイガーマスクの作り方 その2
ミニ雪像 2012 エド・はるみの作り方
ミニ雪像 2013 はんにゃの作り方 その1
ミニ雪像 2013 はんにゃの作り方 その2
ミニ雪像 2013 はんにゃ ミニチュア
ミニ雪像 2014 ファントムの作り方
ミニ雪像 2015 メーテルの作り方 その1
ミニ雪像 2015 メーテルの作り方 その2
ミニ雪像 ファントム&メーテル ミニチュア

このミニ雪像シリーズは、 2011年から「只見ふるさとの雪まつり」の開催中にミニ雪像を制作している2人に焦点を当てて、シリーズ化したものです。

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