「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト その1

Front and back book jacket Illustrations for "A Natural History of Trees in Riparian Forests" by Hitoshi SAKIO


Webギャラリーでのイラストの内容の解説に加えて、ブログの「もう一つのイラスト解説」では、実際のイラスト制作にあたっての出来事を綴っていきます。各イラストの内容の詳細につきましてはWebギャラリーをご参照ください。


もう一つのイラスト解説シリーズ No6
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト(2017年)

新潟大学農学部教授 崎尾均先生は、本著書の出版及び関わる研究活動により

2019年 日本森林学会賞および・第12回 日本生態学会大島賞を受賞されました。

水辺の樹木誌 カバーイラスト 表 画像
水辺の樹木誌 カバーイラスト 表

 

[カバー装画] 

表 秩父大山沢畦畔林

裏 只見伊南川ユビソヤナギ林

 

 

実際のカバーイラストの制作にあたっては、事前に3地区の風景の参考写真をお送りいただき、3つのイラスト案の中から、秩父と只見のイラストをご使用いただくことになりました。

 

第一案の提出前に、秩父に関しては、背景にカモシカかクマ、イワナ、カエデなどのアイテムの追加、伊南川については、ヤナギの花のイラストを追加する指示をいただいていました。

景色に配置した動植物は、写真とは違うテイストが感じられるよう、背景に溶け込むというよりは、浮き上がらせる感じにしてみました。

 

編集ご担当の方には、カモシカとイワナを特に気に入っていただけたとのことで、イラストの特徴を活かしながらアイテムと背景のテイストを変えつつも、バランス良くまとめられたのは良かったと思います。

 

 

第一案の際には、落ち葉の具合が少し込み入っていて窮屈な感じがありました。

具体的な修正箇所のご提案もあり、実際の風景よりも川の部分を広げ渓流を強調、空の色を白からライトブルーに変更し、落ち葉を間引いで全体的にすっきりとさせました。

 

 

次回は、裏表紙のイラスト制作のお話から。

 

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水辺の樹木誌 カバーイラスト 裏