第2回 只見ユネスコエコパーク地域シンポジウム ポスターイラスト その4

Poster Illustration for Tadami Unesco Eco park symposiums in Oct 27th in 2013


Webギャラリーでのイラストの内容の解説に加えて、ブログの「もう一つのイラスト解説」では、実際のイラスト制作にあたっての出来事を綴っていきます。各イラストの内容の詳細につきましてはWebギャラリーをご参照ください。


もう一つのイラスト解説シリーズ No3

第2回 只見ユネスコエコパーク地域シンポジウム ポスターイラスト(2013年)

イラストの地形についてもう少し掘り下げる、地域シンポジウムポスターイラスト解説の最終回です。

 

 

特徴その3【水辺林】

 

山地のモザイク植生は、様々な植生が混在し、それ自身が多種多様な動植物の生育する場となっています。さらに、山の雪解け水は沢となり、いくつかの沢が合流し豊かな川となり、流れ下ります。

上流から下流へと続く水辺の自然林は、水辺という特殊な環境に依存する希少種も多く含む、様々な虫や魚、鳥などか生きる環境を提供しているのです。

 

 

先に紹介している雪食地形やモザイク植生の文章とは異なり、特徴その3の上記の水辺林の文章は、ほぼ赤ペン先生の文章になってしまいました。

 

 

イラスト解説のその2でお伝えした只見町ブナセンターの都心での講演でも、雪食地形やモザイク植生と比べると、水辺林のお話はそこまでなかったように記憶しているのですが、イラストの方でも、依頼に伴い水辺を調べることはあまりなかったので、まだまだ水辺林は未知の世界です。

 

 「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画

裏表紙に採用された只見伊南川ユビソヤナギ林のイラスト

  

  

 

水辺林というのは、渓畔林や河畔林、湖畔林に湿地林というようなそれぞれ特徴のある森林の総称にあたるそうです。

 

以前にも「只見の自然に学ぶ会」や「森林総合研究所」などの資料に載せられた水辺林の記事に目を通したことはあります。

川や沢の存在やその動きが何をもたらし、そこに生きる動植物たちとどのような関係性を築き、そのバランスをどのように維持しているのかを紐解くのは興味深いし、そもそもそういった関係が相互に何重にも影響しあい、結果として今の自然が成立していることに感動すら覚えます。

 

 

 

 

別のイラストにはなりますが、その後、「水辺の樹木詩」という書籍の表紙イラストを手がけることになりました。これを機にさらに水辺林について学んでみようと思います。